今の日本に足りない「人を許す力」

   

昨日、通勤ラッシュの時間帯に、いつも使う路線で停電による運転見合わせがありました。多くの人が被害を受けたようです。

通勤時に多くの人が感じた怒り

僕はいつも割と早めの時間に電車に乗るのですが、それでもガッツリ引っかかってしまいました。おかげで遠回りの別ルートで通勤するハメに。こんちくしょうです。

空いている電車に乗るために早起きしたのに、結局回り道して激混みの満員電車に乗ったわけですから、文句の1つも言いたくなるところです。Twitterでも多くの人が、強烈な怒りを表現していました。

でも、最近思うんですよ。

仕事のミスにいちいち怒るような社会が、大きなストレスを生んでるんじゃないのかなぁ

って。

人間誰しも、ミスをする

「誰かに対して怒りをぶつける」ってことは、「自分が同じことをしたら怒りをぶつけられて当然」と認めることになります。

でも、ミスなんて誰にでもあるじゃないですか。人間なんですから、日ごとにコンディションも変わるし、たまには不注意もある。そんなの当たり前。そんなミスを防ぐために各分野で自動化が進められているわけですが、まだまだ先は長い状況です。

この停電を引き起こした原因は、きっと機器や施設の老朽化とかメンテナンス不足とかそんなところでしょう。先月も同じような場所で停電していましたから、さすがに今日聞いたときは正直「再発防止とかしてなかったのかなぁ」とは思いました。

でも、今回は前回と違う原因なのかもしれません。リアルな現場を見たら、実は停電を防ぐのは凄く難しかったのかもしれません。逆に単純な作業手順のミスだったり、点検時の一時的なチェック漏れだったりするのかもしれません。

もう少し、お互いに許し合える世界にはならないのか

もちろんミスを繰り返してばかりでは前に進めませんし、反省はすべきです。それは間違いない。

でもTwitterの罵詈雑言の嵐を見ると、「優しくない世の中だなぁ…」なんてことを感じざるにはいられません。確かに、暇そうな駅員を配置するぐらいなら施設の最新化や自動化に力をいれればミスが減るのに、とは僕も思います。

でも、「そういうこともあるよ」と許し合える世界なら、皆のイライラはもう少し収まるんじゃないかと思うんです。

もちろん、許せるかどうかはモノにもよります。命を左右するモノは限りなくミスなくすべきではあります。とは言え一般の生活でそのようなケースを目にすることは稀でしょう。

世の中はトライアンドエラーで進歩します。最初から完璧なものなんてありません。日本はそういう考え方が乏しいとよく言われます。

ミスがないとういうことは、完全自動化され、人間が何もしない世界を意味します。いつかはそれに近い世界がくるのかもしれませんが、こうして人が頑張り支え合って生活している今ぐらいは、もう少し広い心で許し合えれば、もっと楽しい人生になるんじゃないかなぁ、と思います。

まずは1人1人が相手を許すこと

それには、長い期間が必要かもしれません。国レベルでの教育方針の変更や、他国の人や文化を積極的に取り入れることなどが必要でしょう。

それでもまずはせめて1人1人が、子どもたちに対して、「他人のミスを許す力」を教えてあげてほしいと思います。

きっと今の年配者たちには、そんな考えは通用しないでしょう。30を超えたあたりから、人は固まっていくといいます。

彼らがいなくなり、今の子どもたちが社会を担うようになった頃、もう少し生きやすい世の中になっているといいですね。

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