『嫌われる勇気』から学ぶ「いま、この瞬間から幸せになるための考え方」

      2015/01/21

嫌われる勇気

先日、今最も売れている書籍、『嫌われる勇気』を読みました。この本では、心理学の第三巨塔の1人であるアドラーの唱えた心理学を元に、「人は変われる、世界はシンプルである、誰もが幸福になれる」、というフレーズが最初に述べられています。そして、全て読み終わった時、その意味が理解できた気がしました。

自己啓発系の本は、皆さん読んで満足してしまい、実践に移せないパターンが多いと思いのではないでしょうか。僕もそうなのですが、この『嫌われる勇気』には僕自身かなり感銘を受けたのと、多くの人がこの本を絶賛していることもあるので、定期的に実践していこうと思います(伊坂幸太郎さんやホリエモンさんも絶賛しているようです)。

そこで、忘れたときに見返せるように、『嫌われる勇気』から学べる、「幸せになるための考え方」を簡単にまとめてみましたので、この場で共有してみたいと思います。他のサイトでまとめていないか調べてみましたが、「幸せになる」という点ではわかりにくいものが多かったので。

あなたが今、この瞬間から幸せになるためには?

幸せになるための考え方をまとめる上で、最初に、ここでいう幸福、すなわち幸せとは何なのか?を整理しておく必要があります。

幸せとは何か?

若干哲学的な話になってしまいますが、シンプルな話です。ここでは、「幸福とは、貢献感である」とされています。他者へ貢献することで、「わたしは誰かの役に立っている」と感じることが、貢献感であり、それがすなわち幸せであるということです。

ここで、「いやいや、人のために尽くすのが幸せなわけないでしょう」、と思う人も多いと思います。それはその通りであり、他の人の望みを叶えることが幸せであるわけではありません。では、貢献感とは何なのでしょう。

他者の望み通りの人生を生きることは幸せではない

あなたが他者へ貢献することに対し、相手がどう思うかは、相手の課題であり、あなたが関与するものではありません。感じ方、考え方なんてものは、十人十色なのです。つまり、相手がどう感じるか、あなたの貢献が承認されるかどうかを気にしていると、その十人十色の感情に振り回されることになってしまいます。

あなたの人生はあなたのものであり、他者の承認によって左右されるものではありません。貢献感とは、他者へ貢献することで、自らの主観によって、自らの価値を実感することを指します。そうすることで、「自分はここにいてもいいんだ」、つまり、「ここには自分の居場所がある」と感じることができるのです。あなたの価値を決めるべきは、あなた自身だということです。それが、幸せに繋がるのです。

幸せとは貢献感である、という意味はおわかりになったでしょうか。ちなみに、個人で趣味などに没頭するのも幸せだ!という考え方も、もちろん間違ってはいません。ここでは、全ての悩みの根源である「対人関係」を解消することが、逆に幸せの根源であるという考え方を元にしています。

幸せになる方法

では、幸せになるためにどうすれば良いのか?段階的にご紹介してみます。

①ありのままの自分を受け入れる

あなたは、自分のことが好きですか?何かで劣等感を感じて悲観的になっていると、今の自分を好きになることは難しいでしょう。何かできないことがあるのであれば、まずは「できない自分」を受け入れてください。しかし、ここで気をつけてほしいのは、受け入れて終わりではなく、どうしたらできるようになるかを考え、前に進むことが大切だということです。

そして、自分に「変えられるもの」と「変えられないもの」を見極めるのです。全て万能な人間などいません。与えられたものを変えることはできませんが、あなたに与えられているものをどう使うか、は自分の力で変えられるのです。

②他者を信頼し、仲間とみなす

あなたは、周りの人を信頼していますか?世の中にはいろんな人がいますから、「裏切られるかもしれない」という疑いを持って他者と接する人も少なくないでしょう。しかし、まず、裏切るか裏切らないかは、相手が決めることだということを理解しておきましょう。つまり、あなたが信じるか信じないかで決まるわけではない、上記で言う「変えられないもの」なのです。

あなたに信じてもらえていないことを知った相手は、あなたを信じることもなくなるでしょう。逆に、信じていれば、信じてもらえることもあるでしょう。あなたが相手を信じることで、あなたにとって相手は「仲間」になります。もちろん、相手があなたを信じてくれるかどうかは相手次第です。しかし、信じることも疑うこともできるのですから、他者を信じて仲間とみなす方を選ぶべきではないでしょうか。

もちろん、信じて裏切られたときは悲しくなります。付き合っている彼氏・彼女に浮気されたら、つらいものです。しかし、人を信じないで仲間と思わないで生きる人生は、幸せとは呼べません。裏切られたら、その時は、大いに悲しめばいいのです。世の中、信じて裏切られることの方が、圧倒的に少ないのですから。

③自分のために、他者へ貢献する

あなたは、周りの人へ貢献していますか?「他者への貢献」と聞くと、自分を犠牲にしているような、そんなイメージがあるかもしれません。しかし、ここでは全くの逆の意味になります。他者への貢献は、「自分のため」であるべきなのです。

他者へ貢献したとき、「誰かに認めてもらいたい」と感じることはないでしょうか。これでは、前述のとおり、他者の承認に振り回される人生になってしまいます。繰り返しになりますが、あなたの価値を決めるべきは、あなた自身なのです。他者への貢献は、自分を犠牲にして誰かに尽くすことではなく、自分の価値を感じるためになされるものなのです。

他者を信じ、仲間とみなし、仲間に対して貢献することで、自分に価値があると感じる。つまり、貢献感を感じる。これが、幸せになるための大きなポイントです。誰からも好かれる人間などいません。一部の人に嫌われたって、あなたが自分の価値を感じていればいいのです。それこそが「嫌われる勇気」なのです。

④「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当てる

最後に、もう1つだけご紹介します。

あなたには、過去にトラウマはありますか?未来に不安はありますか?この『嫌われる勇気』では、過去も未来も、今の自分には何も影響しないと述べられています。過去に何があっても、今この瞬間、何をするか、何を選択するのかは、今この瞬間のあなたである、と。

過去に捕らわれて「前に進めない」人は、傷ついた経験を無理やり理由にして「前に進まない」という選択をしているだけです。未来が不安な人は、まだありもしない未来にうっすら光を当てて想像しているだけです。過去も未来も気にせずに、今、この瞬間を真剣に生きていれば、過去も未来も見えません。無駄な不安に駆られている暇があったら、今を真剣に生きましょう。

まとめ

長くなりましたが、『嫌われる勇気』をじっくり読んで、「幸せになるための考え方」をまとめてみました。実際、この本には、他にも沢山紹介したい言葉がありましたが、ポイントを抑える上で割愛しました。

特に面白いなと思ったのは、「子供は叱っても褒めてもいけない」というフレーズでした。気になる方は、ぜひとも一読することをおすすめします。

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